今回で10回目を数える愛しのお客様は、第10回という区切りの良い回にふさわしいお客様のところに突撃してきました。気になるお客様は、名古屋の台所とでもいうべき柳橋中央市場で商売を営む谷青果様です。さて今回はどんなお話が聞けたのでありましょうか!?
社長 : なんだこんな時間に珍しい。よろしくな! それと毎回言うがおれを社長と呼ぶな!きらいだ! (というわけで以下谷様)
谷様 : おれを含んで5名。男2名女3名だな。
谷様 : 仕事内容は嫁以外は特に決まっておらん。嫁が事務仕事、後は日々いろいろなことをやってもらっとる。
左から
谷 知子さん
小野寺智子さん
谷 春美さん(奥様)
谷 増一さん(社長)
小野寺 孝さん
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谷様 : そうだな、だいたい朝6時から9時くらいまでがピークで、その時間はみんなには注文の品物のピッキングから来店くださるお客様への接客を主な仕事として動いてもらっとるよ。
谷様 : そうそう、みんながんばってくれてるよ。
谷様 : もちろん。コウ(小野寺)とおれが配達に出るかな。ともこにも出てもらうこともあるしな。
谷様 : あたりまえだ! 良い商品を安い価格で納めることはあたりまえだが、大事なことは、お客様が聞いてきたこと、商品に関することやその価格などに対して全社員がすべて対応できるということだ。まぁまだまだできてはいないのが現状だけどな…これが谷青果のモットーとも言えるかな。
谷様 : 取り扱う商品に関しても心掛けていることはある。大事なのは「四季」だ。日本独自の「四季」は大事にしていきたいと思う。季節感のある商品、季節に見合った商品を提供できる店でありたいな。
谷様 : そうだ! もちろん商品だけではなく、来ていただくお客様に「気持ちの良い店」と思っていただけるようにすることもモットーだな。
谷様 : たくさんはないな。ただ一つ言えることは…「謙虚さ」だ!
谷様 : あほ! 謙虚だぞおれは! そうは見えんかもしれんが…おれが考えるには、市場での付き合いってのはお客様との付き合いとは違って仲卸、すなわちお前さんたちとは対等な立場に立って物を仕入れたいと思ってる。どういうことかというと、朝市場に行ってお前さんたちが必死になって商品を販売してるのを見てるだろ、今日中に売り切ってしまいたい商品だとか困っている商品は助けてあげたいし、もちろんこっちの必要としている商品は助けてもらいたい。もちろん価格面でもな。基本的にお互いに同じ気持ちになって仲良く助け合っていきたいということだ。
谷様 : まったくだ! 変な商品ばっかり押し込みやがって! それはともかく、古い考えかもしれんが、おれは「義理と人情」が一番大切だと思ってる。店を立ち上げるときにお世話になった方々には10年かけてでも恩返ししていくのがスジだと思ってる。そういった義理にはうるさいんだおれは!
谷様 : そうだろ!? だからおれもお前さんたちの要望には限りなく100%に近い形で応えていきたい。だからお前さんたちもおれの要望に応えてほしい。いつ行っても「気持ちの良い店」であってほしい。
谷様 : 元気というよりただあほなだけだ! まぁ楽しい連中ばかりだけどな。これからもいい商売ができるようによろしく頼むな!
谷様 : ありがとう。
見た目の怖さとはウラハラにほんとに私たち仲卸のためを思ってくれている谷さんでした。「義理と人情」はいつの時代にも大切なことなのでしょうね。以上Tがお伝えしました! 次回もお楽しみに!!
有限会社 谷青果
住所: 名古屋市中村区名駅4-14-16 柳橋食品ビル