【第4回】問屋スーパーサント 様

今回で4回目を数える「愛しのお客様」のコーナー! 今回は問屋スーパーサントの皆様です。貴重な会議の時間にインタビューさせていただきました。今までとは違い、大人数でのインタビュー…少々緊張気味のTですがいったいどのようなお話が聞けたのでしょうか!?

T : 今日は貴重な時間にお呼びいただきホントにありがとうございます。今回お話を頂くのは、刈谷店の上田さん、天白店の鎌倉さん、小牧店の田中さん、春日井店の佐藤さん、名東店の天野さんです。それでは皆さんよろしくお願いします!

一同 : よろしく~


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T : それではまずは基本的な質問からいきたいと思いますね。スーパーといっても「問屋スーパー」とありますが、一般のスーパーとの違いを教えてください。

上田 : それは僕がお答えしましょう。大きな違いは客層の違いですね。一般の消費者の方ももちろんご来店くださるのですが、業者のお客様中心の販売がメインです。飲食店の方が多いですね。

T : なるほど! 先ほどお店の中を拝見させていただいたのですが、一般的な野菜だけでなく、促成野菜から季節商材まで豊富な陳列で、業者さん向きという意味は良く分かりましたよ。

佐藤 : そうそう、季節のあしらいだとか食べられないものまでいろいろと取り揃えてあるでしょ。ただ飲食店といっても中華、和食、洋食などいろいろなメニューをもったお客様がご来店くださるからね。

T : そうですよね、必要な商材は人それぞれちがいますからね~。でもこれだけアイテムが多いと陳列にも気を配ったりだとか、こだわったりとかありますよね?


こだわりのつま物売り場

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鎌倉 : そうだよ。一般のスーパーでは手に入らない物、もちろん手に入るものも含めてだけどいかに見てておもしろいと思える陳列をしていくかということは考えてるよ。季節感も考えなきゃいけないしね。特殊なものが多いから商品管理にも気を使うよ。

天野 : でもみんな珍しいもの大好きだからね(笑)。楽しんでやってるよ。

田中 : 店の陳列ってのはある意味自己満足的な部分があると思うよ。並べ終わって「どうだっ!」って思える陳列ができるとうれしいよね。

佐藤 : 同感! とりあえず「八百屋」にしか取り扱えないものだしね。自信を持って商売することだね。


こだわりの山菜売り場

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T : さっすが問屋スーパーの青果部門の方々! 皆さんのこだわりがヒシヒシと伝わってきますよ! これだけのこだわり商品を揃えるとなると市場での仕入れも大変なのではないでしょうか?

田中 : そうだね、毎日市場に通うことはもちろんだけど…カネクさんにも注文のFAX流してるよね? FAX注文以外の商品にも目を配っておもしろい商品とかを見落とさないようにしてるよ。

T : そうですね、市場は宝物の宝庫ですからね(笑)。

鎌倉 : ちょっと言いすぎだけどそれに近いものはあるかな。

田中 : ハハハ、でもただおもしろいものを見つけて買うだけじゃダメ。季節、さらにその日の天候まで肌で感じ、商品構成を考えて仕入れる。これが大事だね。

一同 : カッコイイ!

T : まさにプロフェッショナルって感じですね…毎日カネクにも来てくださってますがそこまで考えて仕入れをしているとは…私たち仲卸も考えていかなくてはならないことですね。

佐藤 : 僕のこだわりはまた別のところにもあるよ。他のみんなはどうなのか分からないけど、仕入れる相手のこだわりだね。僕は相手の会社を見て野菜は仕入れない。個々の担当者との人間関係で仕入れるようにしてるよ。

T : というと?


こだわりのきのこ売り場

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佐藤 : やっぱり毎日市場に通ってるといろんな人と出会って人間関係ができて、お互いの信頼を深めていって…せっかく仕入れるなら信頼できて仲の良い人からのがいいでしょ? 困っているときは助けてあげたくなるし、逆にこっちが困っているときは助けてくれるという関係が理想だね。

上田 : それは同感できるよ。それぞれ担当者によって得意な品目もあるしね。この野菜はこの人から、あの野菜はあの人からって仕入れ方が多いかな。林さん (第2回カネクな達人の人)にはよくだまされるけど(笑) 冗談冗談。

鎌倉 : 信頼、人間関係…「人頼関係」ですな(笑)。

T : 新しい言葉が生まれましたね…たしかに私ども仲卸も絶対的な「人頼関係」によってお客様にごひいきにしていただくことが一番です。とても貴重なご意見ありがとうございます。ここからは少しシビアな質問にいきたいと思いますが…

鎌倉 : え~楽しくいこうよ…うそうそ(笑) どうぞ


  • 刈谷店 上田一樹さん

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  • 春日井店 佐藤俊信さん

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  • 天白店 鎌倉由貴男さん

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  • 名東店 天野 力さん

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  • 小牧店 田中英之さん

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T : はい(^^;) それでは…現在、特に中京地区ではスーパーすなわち量販店の激戦区となっている中で、今後、それぞれの量販店が生き残っていくためにいろいろな策を練っていかなくてはならない現状の中、SNTはどのような方向性をもって営業、販売を行っていかれるのですか? 答えられる範囲内で結構ですけど…

佐藤 : たしかに激化してきていますね。中京地区への大手量販店の参入など強敵は増えるばかり…といっても現状に対して順応していくことは順応していかなくてはならないと思う。でもやはり「問屋スーパー」ということを生かしていくことだね。「看板に恥じない業務体制を貫く」ということが一番大事だと思う。

上田 : そうだね。SNTではすべての商品にSNTのロゴが入ってるんだよ。うちに並ぶ商品は言ってみればすべてSNTブランドなんだ。そんじょそこらのスーパーには負けない自身があるからそこまでやってるんだよ。社長のコンセプトは「業務屋さんが市場まで行かなくても近くにこんなお店がある」ということを分かっていただくことです。

天野 : キャッチフレーズは「プロが認めた食材をご家庭に!」です。

T : ねじ曲げない信念と自信が良く分かりました。方向性自体は今までどおりってことですね。景気は回復に向かっているなんて言いますけど、実際のところまだまだ…やり方を変えていくことで新地を見出す会社は山ほどある中で現状を貫き通すということはよほどの自信があるということですね。私たちも見習っていきたいものです。では最後にまたまたシビアな質問です。っていうか私たち仲卸にとってシビアな、かな? 現在の市場、又は仲卸に今後求めるものは何でしょうか?

天野 : そうだね、さっきもみんなが言ったとおり人頼関係(笑) をもっと深めていってほしいということ。お互いの商売を成功させるためにどういう風にしていったらよいか? 今一度よく考えてみてほしいな。それと新しいものの提案、紹介はどんどんしていってよ!! みんな新しいものや珍しいもの大好きなんだからね。荷受、仲卸両方に言えることなんだけどね。

田中 : そうそうカネクさんは特に珍しいもの多いからね。どんどん紹介してほしいね。

T : 任せておいてください!全担当者にしかと伝えておきます。私たちに出来ることはたくさんの商品をみなさんによりよく提供していくことです。これからもよろしくお願いします。今日はお忙しい中、貴重な会議の時間にお邪魔までさせていただいてホントにありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

一同 : あ~~したっ!!!

いががでしたでしょうか!? 今回は大人数なだけにたくさんの意見が聞けて実に充実していたと思います。実はインタビュー前から少し会議に参加させていただいたのですが、他の業者さんとのシビアな商談なども聞くことができて非常によい経験をさせていただいたTでした。さぁ次回はどんなお客様からどんなお話がきけるのでしょうか!?

取材協力

問屋スーパーサント

詳しくはホームページをご覧下さい。

http://e-snt.jp/